大型バイクを車検に出す 光軸調整

光軸

大型バイクも車と同じように、初回登録後3年、その後は2年で車検を受ける必要があります。そして大型バイクの車検の際にチェックされる項目の一つに光軸調整が挙げられます。これはバイクのヘッドライトの照射範囲が適正の角度になっているかということです。テスターを使うことによって正確な調整ができますが、テスターを使わなくても応急処置として簡単に調整を行うことも可能です。

ヘッドライトはただ点灯しておけばよいというわけではありません。適正な照射範囲に設定されていなければ非常に危険で、乗っているときにも違和感を感じるでしょう。光軸がずれていることで加速のタイミングも変わり、長時間のツーリングの際には非常に疲れが出ます。

自分で調整する方法としては、上下方向と左右方向のそれぞれで調整を行います。まず最初にヘッドライトの左右を支えるボルトをゆるめます。これにより縦方向の調整ができます。左右の調整はヘッドライトの下の部分にネジがあるのでそこで調整します。

照射範囲の設定は、ハイビームを照射しながら調整を行います。バイクをまっすぐに起こして壁に向かってハイビームを当てましょう。そのまま10メートル離れて、1メートル先の高さにバイクのライトの高さの80パーセントが当たっていれば適正に調整されているといえるでしょう。